e-Pedal Step

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アクセルペダルだけで車速を自在にコントロールできます*

モーター駆動ならではの特性を最大限に活用し、アクセルを踏み込めば、レスポンスよく思いどおりに加速、アクセルを戻せば、モーターの回生により、なめらかにしっかりと減速します。
アクセルペダルだけで車速を調整できるので、加減速を繰り返す市街地走行では、ブレーキへの踏みかえ頻度が減って運転の負荷が低減され、カーブが連続するワインディングではアクセルペダルによる車速コントロールがドライブをさらに楽しいものにします。
また、e-Pedal Stepは雪道などすべりやすい路面での運転をより安心できるものにします。ブレーキへの踏みかえにともなう車両挙動の乱れを抑えられるとともに、タイヤのスリップを検知して回生ブレーキの強さを緻密に制御することで、滑らかで安定した減速が可能となります。
さらにブレーキ協調制御付の車種では、油圧ブレーキを併用することで、より幅広いシーンで安定した減速を実現します。

  • 2020年以降の新型車に搭載されたe-Pedal Stepは、従来から採用されている e-Pedalとは異なり、減速後の停止及び停止保持機能の代わりに、アクセルオフの減速後にクリープ走行が発生する為、停車時には必ずブレーキを踏む必要があります。

技術の働き

アクセルペダルを戻すと、モーターの回生ブレーキにより通常のエンジンブレーキの約3倍以上*の強い減速力を発生させ、アクセルだけでの車速調整を可能とします。
アクセルペダルの戻し量に応じて減速の強さが変わり、小さく戻せば弱い減速を、大きく戻せば強い減速を発生させます。また、減速の強さは車速に応じても変わります。車速変動の大きい低中速域ではしっかりと減速する一方で、高速域では減速を小さく抑え、高速道路を長時間巡航するシーンなどで、ドライバーがアクセル操作に気をつかわないようにしています。さらに極低速域では回生ブレーキを作動させずクリープ走行となり、駐車時などでドライバーが停車位置をコントロールしやすくしています。滑りやすい路面では、タイヤのスリップ状態を常にモニタリングし、スリップ度合に応じて回生ブレーキの強さを制御することで、雪道などでも安定した減速を実現します。さらにブレーキ協調制御つきの車種では、アクセルを戻した際に状況に応じて自動的に油圧ブレーキを作動させます。バッテリーが満充電のときや氷結路など、回生ブレーキだけでは十分な減速の強さが発揮できない場合でも、油圧ブレーキを併用することで、常に安定した減速を実現します。

  • 最大減速度は車種により異なります。
    ブレーキ協調機能付のEV・e-POWER車:約0.20G
    ブレーキ協調機能のないe-POWER車:約0.15G(Dレンジ)、約0.18G(2WDモデルBレンジ)、約0.20G(4WDモデルBレンジ)

技術の仕組み

減速はモーターの回生により行われ、この際に発生したエネルギーでバッテリーを充電します。
アクセル開度や車速に応じて、インバーターで回生電流を制御することで、減速の強さをコントロールします。
また、車輪速センサからタイヤのスリップ状態をモニタリングし、スリップ度合に応じて回生量を緻密に制御することで、滑りやすい路面でも安定した減速を実現します。
さらにブレーキ協調制御付の車種では、アクセルオフでの減速時に、状況に応じて自動的に油圧ブレーキを作動させます。応答性に優れた電動ブレーキブースターが4輪の油圧ブレーキをコントロールします。

関連技術

e-Pedal

アクセルペダルを操作するだけのイージードライビングを実現します